第15回薬草講座を実施しました

6月15日(土)、河和田コミュニティセンターで第15回の薬草講座を実施しました。参加者は17名、そのうち7名は小学生以下のお子さんに参加いただき、にぎやかな講座となりました。
今回のテーマは「紅花で絹と木綿を染めてみよう」。まずは嶋田先生から紅花の染色手順を教わりました。


手順を聞いたら、いよいよ実践!あらかじめ紅花を水につけておいたバケツには、濃い赤褐色の液が溜まっていました。ただし、これは黄色が濃く出た色とのこと。紅花は黄色と赤色の2種類の色素を持つため、目的の赤色の色素を出すために、まず黄色の色素を出し、何度か水ですすぎました。



その後、赤色の色素を出すために灰汁(液性はアルカリです)を入れて、手袋をしてもみもみ。花の色が薄くなるまで、揉み続けます。赤色の染色液が抽出できたら、酸性のお酢を入れて発色を良くします。そこに、お手玉用のサイズに切った絹と木綿の布を入れ、箸で浸しました。



今回は布を乾かす時間が無かったため、このまま持ち帰っていただき、お家で乾燥してもらいました。参加者の方から送っていただいた写真では、絹は黄色に、木綿は薄い桃色に染まっていました。同じ染色液でも、布の素材が違うと色が変わるのですね。



作業後は休憩タイム。久しぶりにオリジナルブレンドの八宝茶をいただきました。
今回の材料は「桂皮」「クコ」「金銀花」「氷砂糖」「桑茶」「菊花」「棗」「グリーンレーズン」「竜眼」。参加者各自が、好きなように材料をブレンドして、お湯を注いでいただきます。嶋田先生が作られた薬草パンと、参加者の方が提供くださったかき餅も一緒にいただきました。お子さんにも大人気でした!


薬草パンに入れた薬草は、枸杞、大棗、胡桃肉、黒胡麻の他、緑豆を入れました。
薬草講座では薬草パンの手作りモニターを募集しています。薬草パン用の薬草を購入いただき、完成品を共有してくださった方には、次回から使える50円引き券をお渡ししています。パン焼き機がなくても、フライパンやホットケーキミックスでもおいしく作れるとの情報が集まっています。ご興味のある方、ぜひ薬草講座にお越しください。

次回は7月25日、第16回薬草講座「小豆を撒く&豆絞り体験」を予定しています。お手玉で使う小豆も自分たちで撒いてみましょう。また、小豆を使った染め方「豆絞り」を体験します。どんな模様になるでしょうか、楽しみです。
皆様のご参加をお待ちしています!

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